最近のブランド志向について

 「まぁみなさん聞いて下さい!」(故.人生幸郎さんの口調を思い出して下さい。ふるいか?) そもそもブランドとは....「ン〜ン難しい。」...「チャラチャラしやがってコノォー!!」 血又の女!イヤ、巷の女性!!イヤ、その辺歩いてけつかる若いネェチャン!失礼、妙齢のご婦人に 特に聞いていただきたい。このHPを見ている諸兄もです。

 ブランド品など、確かにいいものに囲まれた生活は、人生を豊かにしてくれると思います。ただ問題なのは、その ブランドを所有するということ自身が、単に自分を誇示するための手段になってしまっているという ことで、それにどれだけの人が気付いているのでしょうか?いわゆるブランド品を持つことは、持つ人の 心を豊かにしてくれる物ではありますが、その人の発想が貧しいものであればあるほど、ブランダーと 呼ばれるブランドフリークで終わってしまうと思います。

 ブランド品の多くは職人の気の遠くなるような手作業などで生まれてくるのもで、その事実や歴史を 心の底から敬う気持ちがない人にはそれを持つ資格がないし、物には愛着を持って使って始めて、 その人の一部となり、使いこなせるものだと思います。ブランド品はそれを手に入れることに目標や 魅力があるのではないのです。

 周りが持っているからとか、トレンドだからと流されてブランドに頼り、ブランダーにならない為に、 何が自分に似合うのかを自分自身で判断する力を身につけ、本当に気に入るものが見つかるまで、 妥協しないで手に入れるようにしたいものであります。私が愛するシトロエンが生まれた国のおフランスでは、 「なるべく他人と違うように生きようとする。」 ここにこそすばらしい人生の始まりがあるような気がします。