AXその後の巻

かくして、追突事故の被害者となった我々家族とAXであります。
我々は幸いにもいわゆる外傷もなく、「車は傷んだが怪我がなくよかったネ!」と、喜んでいたのもつかの間、2日とたたないうちに嫁も私もだんだん首の鈍痛というか肩こりのひどいやつというか、とにかく痛くなってきました。
2人とも、いわゆる「ムチウチ」と言うやつで、しばらくの間この痛みとおつきあいです。

さて、我愛車のAXの方はというと、これが予想以上にひどい!!なんと、トランクルームは潰れ、運転席側のサイドシルは曲がり、よく見ると屋根のBピラーの付け根の所までゆがんでいます......。
「哀れ!!AX。」果たして直るのか?保険のこともあるので早速帰りに修理屋さんに持ち込みます。
修理屋さん曰く、「結論から申しますと、元には戻りません!」との事。「トホホ!」
「まぁ、7、80万円かけるとほとんど元にはもどりますが、ただし一旦ゆるくなったボディはかなりの補強をしないとダメです!!」との事。
これは、私も伊達に20年も車に乗っていないので、「もしや?」と思っておりました。「あぁ、そうか!」という感じで妙にショックを感じなかったのでした。
ただ事故の1日前に「シャフトブーツも交換したし、オイルも交換したのになぁ〜」と、非常に残念ではありましたが。

ただし、後日の保険交渉に入るまでは...........。
保険交渉(の件は怒っている事に詳しいので興味のある方は御覧下さい)も不服のまま一応終了し、結果は事故の約半年前になんやかんやで約76万円で購入し、部品代や修理費に21万円かけて計97万もかかった我がAX GTiは、何とたった50万円の賠償しか受けられないのでありました。

「いったい、日本の保険制度はどうなってんネン!?」「私が何か悪いことしたか!?」です、ホント。

少しだけの救いはそのAXが手元に残ったということです。「これをもとにAX TRSのGTi仕様を作ってやる!!」と企んでいたのでした。ところが、人間の欲望とは恐ろしいもので、前から気になっていたハイドロサスのBXブレークが突然現れ、その賠償金を元手に買ってしまったのでありました。

そこで、わたしがいつも利用しているシトロエン伝言板のFORSALEに出して、引き取り相手が決まり、2月の雪の降る日に引き取られていったのでありました。 合掌!!